研究作業を単純化して考える
研究作業を極度に単純化すると、
- 面白いアイディアを考える
- アイディアを、ディシプリンに沿った形に定式化する
- 定式化に従って分析を実行する
という3段階になる気がする。
生産性のあげ方?
面白いアイディアを、ディシプリンに従って定式化し、分析を完遂するためには、各ステップに成功しないといけない。
- アイディアは、最初から面白いこともあれば、結果が出るまで面白いかわからないこともある。よく考えれば面白くないことがすぐにわかるようなアイディアはすぐに捨てる技能がここでは必要な気がする。*12-3との兼ね合いでは、定式化可能かどうか、定式化したところで分析が実行できるかを判断できることも大事。
- アイディアをディシプリンに沿った形に定式化するには、ある程度文献の知識があるとよい。日常的に使っている概念とディシプリンの定式化のマッピングが早い方が、スムーズな定式化に辿り着きやすそう。3との兼ね合いでは、分析可能な定式化についてよく考えることも大事。
- 定式化に沿って分析を実行するのは、経済学であれば、モデルを解析的に解く、数値計算を収束させる、計量分析を完遂する、という感じ。練習しやすい。ここの精度と速度を上げれば上げるほど、1-2の試行錯誤の幅が広がる。
まとめ
本当に生産的な人はどういう考え方をしているんだろうか。
*1:一方で、一つのアイディアに粘り強く取り組み続けるのも大事な時もあるっぽい。その見極めは難しい。